低用量経口避妊薬(低用量ピル)

低用量経口避妊薬(低用量ピル)のイメージ写真

低用量ピルの避妊効果はほぼ100パーセントで、しかもとても安全です。また、月経困難症、過多月経、子宮内膜症、不規則な月経周期などに対する治療効果も認められています。
ただし、まったく副作用が無いわけではありません。一番懸念されるのは血栓症のリスクです。
当クリニックでは服用禁忌に触れないかどうかをよく考慮しながら、慎重に処方しておりますので、ご安心ください。
尚、処方にあたって血圧測定、問診等は必要ですが、内診は必ずしも必要ではありません。

月経移動

当クリニックでは月経移動も行っています。
大切な試験の日や部活の試合、水泳の授業や修学旅行、結婚式など、できれば月経が重ならない方がいいと思うときが誰でもあると思います。
その様なときは、中用量ピルで生理周期を移動させることが可能です。
月経移動は自由診療となります。

月経を早める方法

月経開始後3~7日目ごろから10~14日間程度ホルモン剤を1日1錠服用します。
服用終了後、2日~5日ぐらいで月経がはじまります。そのため避けたい時期の前に月経を移動させることが出来ます。
この方法だと、大事な行事の時にはホルモン剤を服用する必要がありません。
早めに飲み始める必要がありますので、移動したい月経のひとつ前の月経までに受診してください。

月経を遅らせる方法

月経開始予定日の少なくとも3日前(できれば5日前)からホルモン剤を1日1錠服用します。遅らせたい日程の最終日まで飲み続けます。
飲み終えると、2日~4日で月経が来ます。月経を早める方法に比べると確実に月経を移動させることができます。
但し中用量ピルは服用中に嘔気、嘔吐などの副作用がでることがあります。大事な行事の時にもホルモン剤を服用する必要があります。
中用量ピルの副作用は個人差が大きく、全く何も感じない方もおられれば、嘔吐してしまい、薬が飲めない方もおられます。

月経移動の費用 3,000円から6,000円(カウンセリング、薬代込み、税込み)

お薬で生理周期を調節することは可能ですが、直前では難しい場合もあります。特定の日が分かっているのであれば、早めに相談に来てください。

アフターピル

アフターピルのイメージ写真

避妊をしないでセックスしてしまったとか、コンドームが破けるなど避妊の失敗が起こったといった場合に、妊娠を防止する方法としてアフターピルがあります。
無防備なセックスが行われた後、72時間以内に、しかもできるだけ速やかに所要量を服用します。

なお、アフターピルが妊娠を防止するとは言っても、100%というわけにはいきません。
正しく服用した場合でも、約2%に妊娠を防止できない場合があると言われます。
したがって、この方法は低用量ピルの代用とはなり得ないとご理解ください。

アフターピルを頻回に使用するよりは、低用量ピルや避妊リング等をお考え下さい。
また、アフターピルが本当に効いたかどうかは、服用後すぐにはわかりません。
数日ないし数週間後に月経が来て、初めてわかるのです。
もし、予定月経が一週間以上遅れたり、心配なことが出てきたりしたら、早めにご相談ください。

緊急避妊ピル費用

レボノルゲストレル 10,000円(診察、薬代込み、税込み)
プラノバール 5,000円(診察、薬代込み、税込み)